日本の妖怪ってかっこいい!最強、女、かっこいい妖怪まとめ

 

日本の妖怪って、かっこいいんです。気味が悪かったり、出会ったらマジでヤバいやつももちろんいますが、日本人と妖怪はずっと共存してきました。そんな日本に息つく妖怪を、最強、女、かっこいい妖怪としてまとめ記事にしました。

日本における妖怪の存在と、その魅力

妖怪とは

日本は古くより「妖怪」と共存してきました。「妖怪」とは、日本で語り継がれる伝説や民間信仰において、人間の理解を超える怪奇現象や異常現象をおこす非日常的、非科学的な存在のことを指します。妖(あやかし)物の怪(もののけ)魔物(まもの)とも呼ばれます。

妖怪は日本のアニミズム(すべてのモノに神が宿るという考え方)や、八百万の神(やおよろずのかみ)の思想と人間の日常生活、自然に対する敬意、畏怖に深く根差しています。すべてに神が宿り崇める一方、その思想に反するものは「妖怪」として認識されてきました。

日本において、妖怪の存在は欠かせない

モノを大切にする気持ちや、自然の摂理のまま生きる、謙虚な姿勢が日本に「妖怪」を生み出したということですね。現代において、身の回りのことはだいたい科学で説明がついてしまいます。全部理由がわかる、説明がつくというのは安心する一方、少し寂しいような、ロマンがないような。ただ、これだけ科学を突き詰めた人間でも、まだ説明ができない現象や、人を狂わしてしまう何かが世の中に存在しているのは間違いありません。現に、「理解ができない」こと、たまにニュースで流れてきますよね。それが人の行動であれ、自然現象であれ。今なお、見えないところで「妖怪」は人と共存し、「妖怪」は時に悪さをし、時に自然と共存するための道しるべをしてくれているのだと思います

日本で生きる以上、妖怪はずっとそばにいますし、我々日本人には欠かせない存在だと思っています。先に述べたように、科学の力ですべてのことがわかったような気になっちゃいがちで、日本人の中から妖怪の存在が消えつつあるような気がします。過去に固執することは無いと思いますが、先人たちからの言い伝えや伝説から学ぶこと、改めて気づかされることはたくさんあると思います。この記事では、日本に今でも息づく妖怪たちを、さまざまな角度から紹介します。皆さんの中から消えつつ妖怪を呼び戻せるように。ちょいちょいでてくるイラストは過去の偉人が描いたものではなく、健房が現代風に勝手にアレンジwこんな妖怪の絵見たことない、と思ったら、それは当然です。健房のオリジナルですのでご承知おきください。

まずは、皆さんもよくご存じだと思います、日本の妖怪で最強なのは?というお話から。

日本の妖怪で最強なのは?怖いけど惹かれる妖怪たち

最強の定義

日本の妖怪で「最強」と言われると、どんな妖怪を想像しますか?人をたくさん食べた妖怪?歴史上退治されたことが一度もない妖怪?特殊な能力がたくさん使える妖怪?健房は、日本の妖怪で最強なのは、いつの時代も畏れられ、時には神として崇められる圧倒的な「存在感」のある妖怪が最強だと思います。

 

日本を代表する妖怪、「鬼」がやっぱり最強

 

鬼って、いろいろな時代でさんざん退治される存在のイメージですが、それでも皆さんの中に畏れる対象として存在し続けていると思います。そして、退治されても退治されても現れます。「悪い物」、「怖い物」の代表ですが、実は村を守った「強い物」として崇められていたり、鬼の善行い感謝して神として祀られていることもあります。「鬼」を善的に捉えて、畏敬の念で見ている例もあるのです。

ということで、鬼にも種類があります。

  • 祖霊や地霊としての鬼
  • 仏教の中で登場する鬼
  • 悪事を働く無用者としての鬼
  • 怨念や憤怒より人が鬼と化してしまった鬼

桃太郎などで登場する鬼は「悪事を働く」鬼の代表的なイメージだと思います。また、長い歴史の中で、もともと人であったのに鬼となってしまった悲しい例もあります。特に、恨み、嫉妬から鬼となってしまった女性を「鬼女(きじょ)」といい、般若の面は鬼女がモデルとなっています。

般若の面だけでなく、節分のような年間行事にも登場しますし、各地の祭事でも登場します。現代の日本人に「鬼」を知らない人がいるかといったら、いないんじゃないでしょうか?さらに、悪い物だけでなくて「神」として崇めれれる側面もあるのだから、やっぱり鬼が「最強」でしょう。それこそ、味方をしてくれる「鬼」がいてくれたら「鬼に金棒」ですね(循環参照的な・・・w)

九尾の狐「玉藻前」は日本を滅亡の危機に

 

妖怪「妖狐」は狐の妖怪ですが、その中でも群を抜いて存在感があるのが、大陸から日本に渡ってきたと言われている九尾の狐、「玉藻前」。その美貌と、すぐれた才能で日本の幹部を骨抜きにし、日本を滅亡に追い込もうとした超危険な妖怪。妖狐自体は、人にちょっとしたいたずらをしたり、時には友達になったり、なんていう憎めないやつもいるわけですが、玉藻前は規格外です。

日本の妖怪最強ランキング

そんな、最強と思われる日本の妖怪たちをランキングにしてみました。ほかにも魅力的な、中には少し悲しい妖怪もいます。ぜひ、合わせてこの記事もチェックしてみて下さい。

妖怪で最強なのは?日本で圧倒的存在感を放つ最強妖怪ランキング
日本では、地域、時代ごとに様々な妖怪が存在してきました。かわいいものから、なぜ?と思うような妖怪をはじめ、恐ろしく強い妖怪や、残忍な妖怪まで。そんな妖怪の最強と謳われる所以は、ずばり「圧倒的存在感」。ランキング形式オリジナルイラスト付きで紹介します。であなたが知っている「妖怪」、好きな「妖怪」はランク入りしているでしょうか?

では、次は日本の妖怪の中でも「女」の姿で現れる妖怪を紹介。男性からすると、とても厄介な妖怪です。お近づきになりたいけど、命を奪われるのだけは勘弁・・・w

日本の妖怪は女の姿でしばしば現れる。美しさと危険は紙一重。

 

日本の妖怪は、ちょいちょい女の姿で現れます。お婆さんや、醜いものもいれば、美女として登場することも。怪しげな砂をまいてくるお婆さんや、明らかに頭に口がある「二口女」とかでしたら警戒しますけど、美女として現れるとちょっと怪しげなところがあったとしても見えなくなっちゃいますよね・・・。「怪しげ」なところがまた魅力なんつって。現代では男性も女性も変わらず強い人は強いですが、それでも「力の強さ」や「体の大きさ」は一般的に男性のが優位、女性は「子を身ごもる」力をもってたりと、男性からしてみれば女性は今も変わらず「守るべき存在」ですよね。ですから、女に化けて、しかもそれが美女なんかだったりして出てくるのはずるいですw

浜辺にいる美女には要注意です、磯女かも

 

磯女はその名の通り、浜辺に現れます。全身ずぶぬれで、浜辺を見つめている美女。声をかけるとその長い髪の毛が延びてきて血を根こそぎもってかれます(死にます)。こっちが声をかけなくても、近くを通ると声をかけられたりもするんです。磯女がよくでる地域では、浜辺に美女がいても絶対に話しかけるな、という教えもあったとか。「ナンパ禁止令」ですね。よっぽど被害にあった男性が多かったんだと思います・・・。積極的にロマンを求めて話かけにいく男性は昔からいたんですね。浜辺にいる美女が10人に1人くらい磯女だったら女性からしてみれば浜辺の治安も守られるかもしれませんねw

川に現れる可愛いあの娘は「川姫」

川にも女妖怪が現れます。「川姫」に心惹かれてしまうとたちまち精気をもってかれてしまうという恐ろしい妖怪です。先にも述べたように、ちょっと怪しくても、なんでこんなとこに1人でいるんだろう、とか思っても、妖怪と判断して切りつける人はなかなかいませんよね。グループで出くわしたら、そのグループの最年長が号令をかけて、下を俯いてみんな息を殺してい無くなるのを待つ・・・と助かるらしいです。

日本の女妖怪まとめ

ということで、明らかに危険な女妖怪から、ぱっと見妖怪とはわからない小悪魔的な妖怪や美女に扮した妖怪が日本には昔からいます。そんな魅力的な、中にはちょっと度が過ぎて危険な女妖怪をまとめました。

「女」妖怪大集合!妖怪が化けるのは美女が多い?イラストと一緒に紹介。
可愛い女妖怪、強い女妖怪、怖い女妖怪イラスト付き一覧で紹介します。

最強の妖怪や、可愛い女妖怪の次は「かっこいい」妖怪。少し人間味があったり、人間とコラボしたり・・・。あなたの周りにいる、すごい才能をもった頼りになるあの人・・・妖怪だったりして。

妖怪なんだけどかっこいい。生き様、存在が「かっこいい」妖怪たち

妖怪は人知を超える存在。なかには、「かっこいい」と思える妖怪もいます。人には到底できないことをやってのけたり、味方してくれたり。そんなかっこいい妖怪を紹介します。

妖怪ぬらりひょんの能力は「未知数」。不明なところが多いかっこよさ

妖怪ぬらりひょんは、妖怪の総大将と言われていたり、ただの捕まえづらい海坊主の一種と言われていたり、その能力、実力は未だ未知数です。人の家に勝手に上がり込んで、お茶したりタバコを吸ったりするんですが、あまりにも堂々として、その家の主なんじゃないかとみんなを思い込ませるほど、と言われています。さすがに自分の家の主くらいわかるはずなので、何か特殊能力があるのかもしれません。

いずれにしても、「未知」であることは不気味だったり、ちょっと怖かったりする反面、魅力的であり、かっこいい。いつか、ぬらりひょんの実力や、本当の姿がわかる日がくるのでしょうか。

人間とコラボして鬼退治?鬼女「鈴鹿御前」

 

鬼となってしまった女性を「鬼女(きじょ)」といい、一般的にはその怨念と嫉妬心から人を殺める存在ですが、「鈴鹿御前」はこともあろうか征夷大将軍の坂上田村麻呂と恋仲になり、鬼退治の手助けをしていました。鈴鹿御前は剣術や神通力にも優れていたといいます。めちゃくちゃかっこいいじゃないですか。「鬼」だろうが「人」だろうが必ず最後に愛が勝つ。・・・坂上田村麻呂さん、怒らせるようなことしたら絶対にだめですね。

日本にはもっとかっこいい妖怪がいるはず

まだまだ勉強中で、これからもっとたくさんの妖怪を健房は知ることになります。そんな中で、中にはきっと人間に厳しく自然の摂理を教えた妖怪や、手助けをした妖怪がいるはず。新しい妖怪に出会ったらまた記事を増やしていきますのでこうご期待。

最後は、日本の妖怪を一覧でお届け。リンクになっているいるところはその妖怪の紹介する記事が閲覧できますので、よろしかったら見てみてください。

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