妖怪は「女」の姿で登場することが結構多い
妖怪と言えば、人に悪さをしたり、中には命を奪ってしまうものまで、さまざまな種類の妖怪がいます。その中でも、「女」の姿で人前に現れる妖怪が結構いるんですね。この記事では、そんな「女」妖怪が大集合!可愛い女妖怪、強い女妖怪、怖い女妖怪イラスト付き一覧で紹介します。
可愛い女妖怪
磯女
磯女は名前の通り浜辺に現れる上半身が女性、下半身が蛇、の姿をしているという妖怪です。浜辺に美しい女性がいても決して声をかけるな・・・という教えが伝わるほど、美しく、またおっかない妖怪なんです。詳しくはイラストをクリック!
川姫
川姫は、川に現れる女の姿をした妖怪。とても可愛い妖怪で有名ですが、心を奪われた時には・・・。うーん、現代でいう小悪魔的?な妖怪です。詳しくはイラストをクリック。
玉藻前
妖怪最強ランキングでも登場した、九尾の狐「玉藻前」。日本を滅亡の危機に陥れたという伝説をもつ、才色兼備の絶世の美女。女性の美しさの魅力と、怖さっていうのは表裏一体何ですかね?詳しくはイラストをクリックで確認。
雪女
こちらも、妖怪最強ランキングで登場しました、有名すぎる女妖怪「雪女」。男の命を奪いますが、ちょっと人間臭いエピソードが好きです。詳しくはイラストをクリック。
強い女妖怪
鬼女
恨み、後悔の念、嫉妬・・・。苦しみの果てに鬼と化した女性を「鬼女(きじょ)」といいます。力はさほど強くないものの、人を呪い殺すほどの「念」の力を持つ「鬼女」。詳しくはイラストをクリックしてチェック。
長壁姫
姫路城の主として城の天守閣に住み着く「長壁姫(おさかべひめ)」も、女妖怪の中ではかなり力を持った妖怪です。問答無用で人間に害を与えるわけではなりませんが、逆らうと・・・?詳しくはイラストをクリック。
女天狗
天狗の女性版が「女天狗」。一見、普通の女性にしか見えず、世の中の人々に紛れて生活をしているそう。中には剣術や神通力に長けた女天狗も存在したとか。詳しくはイラストをクリックしてチェック!
怖い女妖怪
清姫
ある男性に惚れ、裏切られた時の女性は怖い・・・。特に妖怪「清姫」はずば抜けて怖いです。健気な少女「清姫」は、一目惚れした男性に結婚を申し出るも、ごまかされ、だまされたことを知り・・・。詳しくはイラストをクリックしてチェック。
土蜘蛛
正体は、巨大な人食い蜘蛛ですが、土蜘蛛は美女に化けて人前に現れる厄介な妖怪のうちの一つです。妖怪退治で活躍していた源頼光に退治された土蜘蛛のサイズは・・・。言い伝えをもとに勝手にサイズを計算してみました。でかいです。ぞっとします。詳しくはイラストをクリック。
絡新婦
こちらも蜘蛛の妖怪で、かつ「女」の姿で現れます。滝壺の主として語り継がれてきた妖怪です。問答無用で滝壺に引きずり込まれたり、かたや一度は見逃してくれたり・・・女心?なのでしょうか?
詳しくはこちら。
他にも女妖怪はいっぱいいます!一気に一覧で紹介
人魚
人魚と言えば、上半身が人、下半身が魚の美女を想像するかと思います。日本でもかなり古くから「人魚」の存在がありましたが、日本ではちょっと不気味な「人魚」もいたようです・・・。
詳しくはこちら。
けらけら女
妖怪「けらけら女」は、その名の通り「けらけら」と笑う大きな女性の妖怪です。言い伝えによっては、首だけ、という話も。ただ、「けらけら」笑っているのならいいのですが、暗い夜道に突然現れて、笑いかけてくる妖怪らいしいです・・・。気が弱い人はこの笑い声を聴いただけで気を失う、と言われています。うん、よく考えると気味が悪いです。
砂かけ婆
妖怪「砂かけ婆」は有名ですよね。ゲゲゲに出てくるあの姿を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。人が神社のそばや、人通りの少ない森の中を歩いていると砂をかけて脅してくる妖怪です。シンプルにただの嫌がらせですねw
濡れ女
妖怪「濡れ女」は、妖怪「磯女」に近いもので、中には人を食べる、という言い伝えがあります。やはり女性の上半身、または頭を持ち、下半身は蛇、というもの。妖怪「牛鬼」とタッグを組んで人を襲うとも言われています。
橋姫
妖怪「橋姫」は日本の橋の守護神と言われている女の妖怪、または鬼女、鬼神です。外敵から侵入を防ぐ橋の守り神として祀られていますが、橋の上で他の橋のことを褒めたりすると恐ろしい目にあいます。嫉妬深い妖怪としても有名です。
二口女
妖怪「二口女」は、後頭部に口のある女妖怪です。後頭部の口から食事をします。なぜ、後頭部に口があるか、というと少し恐ろしい理由があります。
二口女はもともと普通の女性で、ある男性と結婚をしました。男性は再婚で、すでに子供が一人いましたが、自分と男の間に生まれた子だけを溺愛し、先にいた子供にはろくにご飯も与えず、とうとう餓死させてしまいました。それから49日後。夫が薪を割っている際、誤って女性の頭に斧があたり、割れてしまいます。傷口はみるみる口のような形に変わり、ある時刻になると必ず痛み出しましたが、食事を与えると痛みが落ち着いた、といいます。ある日、その口から小さな声が聞こえました。「心得違いから先妻の子どもを殺してしまった。間違いだった」と。
夜泣き婆
妖怪「夜泣き婆」は、静岡県に伝わる女妖怪です。なにか悲しいことや、辛いことがあった家の前で、夜泣き婆が泣くと、つられて家族も涙したといわれています。これが何度か続くと、その家族はさらに不幸になってしまうと言われています。
片輪車
妖怪「片輪車(かたわぐるま)」は、炎に包まれた片輪だけの牛車に美しい女性を載せ走り、姿を見たものを祟る妖怪です。
まとめ
日本の妖怪に、これだけ多くの女妖怪、しかも美女が多い!ということがお分かりいただけたでしょうか?
街中で見かける、とんでもない美女。
ひょっとしたら、妖怪が扮していて、人間を懲らしめる機会を虎視眈々と狙っているかもしれません。
声をかけたくなるのもわかりますが、昔から声をかけた男性が第一の被害者になってますから、ご注意を・・・。
イラストについては、今後もまた更新していきますので、一緒に楽しんでいただければと思います。
以上、日本の妖怪、美女まとめ編でした。